栄養素の働き

私たちの身体は、食べたものでできている

私たちの身体は、食べたものが消化吸収され形づくられています。摂取した栄養素は、身体の細胞を健全に代謝させるためにチームで働きます。チームを構成する栄養素は、一つも欠けてはなりません。健全な代謝には、栄養素を過不足なく摂取することが必要です。それゆえ、日々摂取する栄養素の質と量が何より大切なのです。

健康における現状と問題

現在の食の問題点

がん、糖尿病、アレルギーなどの病気が増え続けています。こうした現代病は、私たちが摂取する「食」が大きく関係していることをご存じでしょうか?私たちが食べ物から得る栄養は、年々摂取しにくい環境になりつつあります。たとえば、今の日本で作られている野菜の栄養価は、50年前と比較すると数分の一にまで落ち込んでいます。農薬や化学肥料の使用などにより、野菜が育つ環境が悪化していることが原因の一つと考えられています。それ以外にも、養殖産業の発展などによる抗生物質の使用、肉や魚をはじめとする加工食品の増加なども栄養の低下に繋がっているのです。栄養価の高い食品が手に入りにくい環境だからこそ、私たちは食と栄養をもっと意識していくべきなのです。

現在の食の問題点
【過去と現在の野菜栄養価の比較】

単位 μg/100g mg/100g

品名 栄養素名 1950年 2015年
にんじん ビタミンA 4,455μg 720μg
ほうれん草 ビタミンC
150mg
13mg
35mg
2mg
セロリ ビタミンB1 0.8mg 0.03mg
にら 19mg 0.7mg
小松菜 ビタミンC 90mg 39mg
アスパラガス ビタミンB2 0.3mg 0.15mg
しその葉 ビタミンC
ビタミンA
85mg
6600μg
26mg
880μg
キャベツ ビタミンC 80mg 41mg
かぼちゃ カルシウム 44mg 20mg
にんにく カルシウム 90mg 14mg

出典元:「日本食品標準成分表」より

自分で食を選ぶ必要がある

日本では、生活習慣病という言葉は認知されていますが、具体的な食生活の改善までは図られていません。一方、アメリカでは、国民が自分自身で健康を維持し、病気を予防するための食事や栄養の改善に取り組みやすい国になってきています。

その発端になったのは、1977年にアメリカ上院議員のマクガバン氏が発表した「マクガバンレポート」です。これは、命に関わる様々な疾病の原因が、現代の間違った食生活にあると定義したもので、アメリカ国立がん研究所やスローンケタリングがん研究所、ハーバード大学などが行った研究成果を元にしたレポートです。以降、アメリカやヨーロッパでは、このマクガバンレポートに基づく食生活の改善が国民に浸透しています。

残念ながら、日本では食の問題解決に国を挙げて取り組むまでには至っていません。それゆえ病気にならない健康な身体をつくり、維持していくには、自分自身で食べるものを選ぶ必要があると私たちは考えています。

自分で食を選ぶ必要がある

栄養素の重要性

日本人が食生活の改善に積極的になるには、いかに栄養素が人間の身体に重要であるかを知ることから始まります。ここでは、栄養素の重要性についてご説明します。

身体を作るのも動かすのも栄養素

私たちの身体は、約37兆個もの細胞からできているといわれています。その細胞は、日々摂取した栄養素からつくられ、成長や生命維持をしています。日々の活動のエネルギー源、消化、吸収、そして新たな細胞をつくり、古くなった細胞を死滅させるなどの代謝は、すべて栄養素の働きで成り立っています。食環境が年々悪化している日本では、普段の食べ物に含まれる栄養素まで意識しない限り、健全な代謝にはつながりません。だからこそ、人間の身体をつくり、動かすために、栄養素はとても重要なのです。

細胞の各要素は、全て食べた物、飲んだ物でつくられています。

正常分子栄養学®から学ぶ5つの重要な栄養素

私たちが提唱し続けている「正常分子栄養学®」とは、カロリー栄養学とは大きく異なり、栄養素を重要視しています。特に重要視しているのは、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル、植物栄養物質です。これら5つの栄養素を「成長と生命維持に必要な栄養チーム」と定義し、一つもかけることなく、過不足なく摂取することが、健康な身体をつくると考えられた新しい栄養学です。

ここで大切なことは、「成長と生命維持に必要な栄養チーム」に「糖質」が含まれていないことです。過剰な糖質の摂取は、身体に様々な悪影響を及ぼします。その一つとして、糖質の代謝過程に、ビタミンやミネラルなどの栄養素を多く消耗してしまうことがあげられます。結果的に、健全な代謝を行うために必要な栄養素が不足してしまうのです。それゆえ私たちは、糖質の過剰摂取が問題だと考えています。

5つの栄養素
PICK UP植物栄養物質のチカラ

植物栄養物質とは、植物が自らの身体を守るために作り出しているもので、トマトに含まれているリコピンや大豆のイソフラボン、唐辛子のカプサイシンなどです。これらの植物栄養物質は、強い抗酸化作用があり、私たちの身体の免疫力の向上や、さまざまな代謝などを手助けします。それゆえ私たちは、重要な栄養素の一つとして考えています。現代人は、食環境の悪化や多忙なストレスにより、栄養が不足しがちな食生活を送っています。タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルだけではなく、植物栄養素のチカラを取り入れることで、元気で健康な身体づくりにつながると、私たちは考えています。

植物栄養物質のチカラ

栄養素を見直して、新たな自分を発見する

これまで栄養素についてあまり意識していなかった方も、これを機に食事を見直してみませんか?まずは、不足しがちなビタミン、ミネラル、植物栄養物質といった栄養素の摂取を心がけてみてください。そして、身体の内側から健康になっていくのを実感して見ましょう。

体質や生活習慣により一人ひとり必要な栄養素の量は異なります。ボタニック・ラボラトリーでは、メールまたは電話でのご相談を承っております。より的確なアドバイスをご希望される方は、ヒアリングさせていただいた上でお答えいたしますので、電話でお問い合わせください。

自分で食を選ぶ必要がある

TEL / 0120-831-990

「私たちの身体は、食べたものでできている」これは、私たちボタニック・ラボラトリーが提唱する正常分子栄養学の基本的な考え方です。この考え方に基づき、長年、病に苦しむ患者さんの栄養指導をはじめ、一人でも多くの人が健康で、長生きできるようにサポートを行ってまいりました。健康な身体は、健全な代謝から生まれます。健全な代謝には、摂取する栄養の質と量が深く関わっています。皆さまの健康長寿な人生を後押しするために、栄養の大切さをお伝えしていくこと。それが私たちの原点です。